歯学部SCHOOL of DENTISTRY

最新医療、本学の特徴を活かした教育により
幅広い知識や技術を修得します

今日まで、岩手医科大学の建学の精神である「誠の人間の育成」を実践しながら、人を思いやる心や健全な視点を持ち合わせた歯科医師育成に取り組んできました。今や歯科医学は、全身管理の観点からアプローチする時代です。そのため歯学部では、最新の歯科医療技術のみならず、医学部・薬学部・看護学部を擁する本学の特徴を活かした医科学の講義や4学部合同学生セミナーなどを通して幅広い知識や技術を修得します。また、ハーバード大学歯学部と提携し、歯学部改革プロジェクトを進行中。国内はもとより、世界で活躍できる歯科医師の育成を目指しています。

副学長・歯学部長三浦 廣行口腔医学講座歯科医学教育学分野教授

FEATURES3つの特色

ハーバード大学と同様の先進的カリキュラム
米国・ハーバード大学と同様のカリキュラム構成を日本に合わせたのが特徴で、実際の歯科治療に沿った講義や実習を中心に先進的な教育システムを展開しています。3年次からの臨床基礎実習、5年次の臨床実習などを通じて先進の環境に触れながら、科目の垣根をこえた知識・技術の修得を目指します。
医・薬・看護の知見と融合した総合医療教育
さまざまな口腔疾患は、医学や薬学とも深く関わっています。本学では4学部連携により、臨床歯科医学と医学部各科との関連性を学び、多面的な考え方、深く広い知識を修得。医・薬・看護の知見と歯学の融合によって、教育・研究・臨床での成果を高め、歯科の問題に留まらず、“総合的に診る"ことの重要性を基礎から身につけます。
6年間をトータルにサポートする[Society system]
Society systemは、学生と教員および学生同士の意思疎通を円滑にし、学修への取り組みや卒業後の進路など、学生生活のさまざまな問題の解決を図る制度。歯学部1~6年の各学年10名程度を基準としたSocietyを作り、各Societyに3~4人の担当教員(Tutor)がいます。このsystemの採用によって、個々の学生を総括的にサポートすることができます。

DATA入学者データ

「令和4年度入試結果より」

CURRICULUMカリキュラム

SUBJECTピックアップ科目

基礎歯科医学 [1年次~3年次]
歯科医学の専門的知識を基礎から体系的に学修します。講義と実習を通じて、歯科医療人としての見識と、幅広い知識と技術の修得を目標としています。
社会歯科医学 [3年次]
医の倫理をはじめ、各種法規や社会保険制度、国際保健にいたるまで、歯科医学および歯科医療を社会科学的見地から考察する科目群です。
医科学 [3年次~5年次]
歯科診療に限らず、広く口腔と全身の関わりを理解し、全人的医療の一環として歯科医療人に必要な基礎・臨床医学の知識を涵養します。
総合講義I・II [5年次~6年次]
臨床実習において診療参加型実習を実践しているなかで、歯科医学に直結する内容で今までに学んだ専門分野の知識を振り返り、知識と技能の融合を図ります。
早期体験実習 [1年次]
導入教育として、歯科医療の現場を実際に体験する早期体験実習を設けています。将来目指す歯科医師像を明確にし、学修意欲を高めます。
臨床歯科医学 [3年次後期~4年次]
2014年に一新された実習室(スキルスラポ)も使用し、臨床実習に出るために必要な知識・技能・態度を修得します。
臨床実習 [5年次~6年次前期]
指導医のもとで実際の歯科医療に携わり、1口腔単位と基礎とした歯科医行為を伴う診療参加型実習を行います。
卒後臨床研修 [卒業後]
国家試験合格後、臨床医を目指す人は1年間の臨床研修を経験します。さらなる専門知識の修得を目指す場合は大学院に進学することも可能です。

COURSE卒業後の進路

6年間の学部生活を終え、歯科医師国家試験に合格すると、臨床研修歯科医としてスタートを切ります。患者様とのコミュニケーションを始め、様々な専門性・スキルの習得を図る卒後臨床研修。1年間にわたる実践的なプログラムで基礎力を身につけます。学外の医療機関で実地体験を重ねるのと並行し、大学院で探究に励むことも可能です。修了認定を経て、それぞれの進路が具体化します。